投資・資産運用
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2019.7.25

外貨が身近になる未来に備えておきたいこと

(写真=A StockStudio/Shutterstock.com)
(写真=A StockStudio/Shutterstock.com)
最近では、日本円を外貨建てで送金する機会も増えてきました。しかし、国際送金は高い手数料が発生するのがデメリットです。今回は、手軽に国際送金できるサービスや、グローバル化が進む中でお金の管理・移動・投資がどのように変化していくかを解説します。

為替レートに上乗せされている?国際送金の手数料の仕組み

銀行で海外にお金を送金する場合は、外国送金手数料がかかるのが一般的です。例えば、三菱UFJ銀行は3,000円(インターネットバンキング利用時)、ゆうちょ銀行2,000円(ゆうちょダイレクト利用時)、楽天銀行750円など外国送金手数料は金融機関によって異なります。(2019年6月時点)また、気をつけなければならないのが為替レートに上乗せされた為替交換手数料です。

例えば、「1米ドル=100円」のときに「1米ドル=103円」で円を外貨に換えたとすると、3円分が金融機関の受け取る手数料になります。外国送金手数料は、金融機関のホームページ上でも公開されているため認識している人は多いですが、為替レートに上乗せされた手数料は細かく公開されていないことも多いため分かりにくい傾向にあります。

他にも、送金時に中継銀行を挟む場合は中継銀行で手数料がかかったり、受け取る側の銀行で受け取り手数料がかかったりと、海外送金にかかる手数料は数多くあります。そのため、手数料を意識せずに国際送金をしていると、送金額にもよりますが毎回数万円にのぼる損をしている可能性もあるのです。こういった事情を背景に、最近になって民間の国際送金サービスが次々と登場しました。

国際送金サービスの仕組みと特徴を解説

(写真=gosphotodesign/Shutterstock.com)
代表的な国際送金サービスは、Transfer Wise(トランスファーワイズ)とWorld remit(ワールドレミット)です。それぞれのサービスの仕組みや特徴について解説していきます。まず、民間の国際送金サービスの仕組みについて、日本円を米ドルに換えるケースを用いて見ていきましょう。国際送金サービス会社は、日本円を米ドルに換えたい人と米ドルを日本円に換えたい人をマッチングすることで、自社で持つ日本口座とアメリカ口座で送金を完結させます。

金融機関の国際送金とは異なり、お金が国境を越えずに国内送金の取り扱いとなります。そのため、金融機関に支払うような高い手数料を負担しなくとも、格安料金で手軽に国際送金ができるのです。Transfer Wiseは、手数料が非常に安いことから人気の高い国際送金サービスです。また、日本語対応していることやモバイルアプリがあることから、使いやすさの面でも高評価を得ています。

World remitは、送金可能な国が多いことが特徴の大手の国際送金サービスです。手数料はTransfer Wiseよりも高く、利用するためには本人確認などの手続きが必要です。他にも、民間の国際送金サービスにはたくさんの種類があります。

民間の国際送金サービスは、金融機関の国際送金と比較して送金完了までの日数が短いのもメリットです。国際送金する機会がある人はぜひ活用してみましょう。

外貨を身近に感じる未来に向けて

「保有している資産はすべて日本円で、外貨は海外旅行のときぐらいしか使ったことがない」という人も多いのではないでしょうか。しかし、グローバル化が進む中で今後は外貨に関する知識も必須となってくる可能性があります。外貨が身近になる未来に向けて、外貨についての知識を身につけることも大切です。外貨について知る方法としては、例えば外貨投資があります。

外貨投資というと難しく感じられるかもしれませんが、日本円を外貨で預金する外貨預金も外貨投資の1つです。他に外国株式や外国債券の保有、FX(外国為替証拠金取引)なども外貨投資に含まれます。外貨投資をすることで、日本円で投資するより大きなリターンを享受できる可能性があります。また、為替相場や国際情勢に自然と関心が向くようになり、知識量もアップするでしょう。

外貨以外にも、仮想通貨やトークン(企業や個人発行の独自コイン)など、さまざまな「お金の形」でお金の管理・移動・投資を行う時代はすぐそこまできているかもしれません。来るべき未来に備えて、外貨に関する知識を蓄えておくと安心です。
 

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