投資・資産運用
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2019.7.31

外貨ではじめる投資信託

(写真=Number1411/Shutterstock.com)
(写真=Number1411/Shutterstock.com)
株やFXをはじめるのは抵抗感があるけれど、普通預金よりもう少しメリットの大きな投資にチャレンジしたい……そんな人に人気があるのが、外貨建て投資信託です。今回は、外貨建て投資信託の仕組みやメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

外貨建て投資信託(外貨建てMMF:マネー・マーケット・ファンド)とは

外貨建て投資信託は、外貨投資の1つで日本円を外貨に換えたうえで株式や債券など複数の投資先に投資する金融商品です。外貨投資には、外貨預金・外国株式・外国債券・FX(外国為替証拠金取引)・外貨建て投資信託などいくつかの種類があります。外貨預金は、日本円を外貨に換えて預金するだけなので、シンプルで初心者に人気です。

外貨預金は、日本円で預金するよりも金利が高いことがメリットの一つですが、決して利回りが高いとはいえません。そこで、「もう少し積極的に運用をしたい」という人には外貨建て投資信託が向いています。投資信託は、たくさんの投資家から集めた資金を運用のプロが株式や債券に投資してくれる金融商品です。

運用成果は、投資額に応じて投資家に配分されます。投資先の選定方法や運用方針は投資信託の商品ごとに異なります。投資信託のメリットは、運用をプロに任せられるため自分で銘柄を選んだり株価の動向をチェックしたりする必要がないことです。また、投資先が複数に分散されるため投資信託をすることはリスク分散になります。

ただし、プロに運用を任せるとはいえリスクがないわけではありません。投資信託は、元本が保証されているわけではなく、預金と比較すると利益も多い分リスクも高い金融商品です。投資をはじめる際には十分注意しましょう。

価格変動リスク・信用リスク・為替変動リスクについて理解しよう

続いて、外貨建て投資信託の3つのリスクについて解説します。

・価格変動リスク
・信用リスク
・為替変動リスク

価格変動リスク

1つ目のリスクは、価格変動リスクです。投資信託で集められた資金は株式や債券に投資されるため、投資先の企業の状況によって株式の価格が変動した場合、投資家に分配される金額も増減します。これは日本円で投資信託をする場合にも存在するリスクです。

信用リスク

2つ目のリスクは、信用リスクです。投資先の債券を発行する国や企業が財政難や経営破綻に見舞われた場合、投資信託の分配金も影響を受けます。これも価格変動リスクと同様、日本円で投資信託をする場合にも発生するリスクです。

為替変動リスク

3つ目は、為替変動リスクと呼ばれ、外貨建て投資信託ならではのリスクです。すべての外貨投資は、為替変動リスクから逃れることはできません。2国間の通貨の交換比率を指す為替相場は、日々変動しています。なぜなら、通貨の価値は需要と供給によって変わるからです。

円安のときに日本円を外貨に換え、円高のときに外貨を日本円に戻すと為替差損が発生します。逆に円高のときに日本円を外貨に換え、円安のときに外貨を日本円に戻すと為替差益が発生するのが外貨の基本的な仕組みです。為替変動リスクは、リスクであると同時に外貨投資のメリットにもなり得る二面性を持っていることを理解しておきましょう。

初心者こそはじめてみたい外貨建て投資信託

仕組み上、複雑なイメージを持たれやすい外貨建て投資信託ですが、実は毎月100円からはじめられる証券会社もあります。株式や債券を購入しようとすると、どうしてもまとまったお金が必要です。また、自分で銘柄を選んだり決めたりするのは投資初心者にとっては精神的な負荷が大きくなります。株価が下がると仕事や睡眠に支障をきたしてしまう可能性も否めません。

その点、投資信託はプロに運用を任せておけるので安心感があります。毎月定額の積み立て型の商品もあるため、貯金感覚ではじめられるのが投資信託のいいところです。人生100年時代を迎えるにあたって、公的年金だけでは豊かな老後を過ごすことが難しいといわれています。将来のためにも、早めに資産形成に取り組んでおくと安心です。

外貨建て投資信託に興味を持ったなら、リスクをしっかり理解したうえで無理のない金額からはじめてみましょう。
 

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