投資・資産運用
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2019.6.20

初心者でも安心して始められるIPO投資とは?

(写真=MaximP/Shutterstock.com)
(写真=MaximP/Shutterstock.com)
「株式投資はリスクが高い」と考える方は未だに多いでしょう。買ったあとに上がるか下がるかは、五分五分の確率でしかありません。しかし、高い確率で値上がりする株式投資の方法があります。それが投資家に人気のIPO投資です。

IPO投資とは

IPO(Initial Public Offering)とは、未上場企業が株式を上場する際に、証券会社を通して売り出す株を投資家に配分することを指します。上場前に条件によって銘柄ごとに公募価格が決められ、申し込みを受け付けますが、ほとんどの銘柄が抽選となります。

一般的に「IPO投資」という場合は、この公募抽選に参加することを指します。売り出し株数の多い大企業は東証1部に直接上場するケースがありますが、新興企業のほとんどは東証マザーズに上場しています。新興企業は中小型銘柄が多く、業績の変化率が大きいことから公募価格を上回る初値を形成することが大半です。

2017年に上場したIPO株90銘柄の内、82銘柄で初値が公募価格を上回っており、その確率は実に91%に及びます。年に10銘柄当選すれば、平均して9銘柄で利益が出たことになります。申し込みが殺到する理由は、この勝率の高さにあるのです。

IPO投資の始め方、証券口座の選び方

IPO投資を始めるには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。証券会社には「店頭証券」と「ネット証券」があり、窓口で相談して申し込みたいなら店頭証券が、自宅で手軽に申し込みたい場合はネット証券がそれぞれふさわしいといえます。

抽選方法は、証券会社よって、「完全平等方式」「実績配分方式」「両方を合わせた抽選方式」の3つに分かれているので注意が必要です。

完全平等方式は預かり資産などに関係なく、1人1票の抽選権が与えられる方法です。実績配分方式は、それまでの取引実績や預かり資産の額が多い人が有利になる方法。そして、それ以外の証券会社は、平等抽選の部分と、実績による配分を組み合わせた方法を実施しています。

初めて抽選に申し込む場合は、完全平等制の証券会社を選んだほうが無難と考えられます。

銘柄を調べよう

口座を開設したら、いよいよ銘柄選びです。IPO投資では上場株への投資以上に銘柄選びが重要になります。その理由は、銘柄によって主幹事証券や副幹事証券が決まっているからです。新規公開時に売り出す株数は決まっていますが、当然ながら主幹事証券に一番多く株数が割り当てられるのが普通です。

したがって投資したい銘柄がある場合、その主幹事証券に口座を持っていれば当選の確率が高くなることが期待できます。銘柄ごとの主幹事証券はインターネットのIPOサイトなどで調べることができますので、あらかじめ調査しておくと良いでしょう。銘柄を決めたら証券会社の取引フォーム画面から、IPOを選択して申し込みを行います。

低リスクで始める投資としてまずは申し込み

IPO投資はある程度リスクが限定されます。上記でご紹介したように、ほとんどの銘柄では抽選となるため、比例配分により原則として1人100株しか購入することができないからです(平等抽選方式で、申し込みが配分単位を上回った場合)。たとえ多額の購入資金があったとしても投資額が制限されるため、買い過ぎて値下がり時に大きな損失を被る心配が少ないのです。

また、IPO株を購入する場合の手数料は原則として無料なので、既存の上場株よりも購入コストが安くなります。

もう一つ、証券会社の中には、IPOの抽選に参加すればするほど当選しやすくなる「ポイント制」を採用している会社もあります。抽選に落選するごとにポイントが与えられ、次回以降ポイントを使用することによってポイントが多い順に当たりやすくなるというものです。つまり、落選が続いたとしてもあきらめずに申し込んでいれば、いつかは報われる可能性があるということです。

初めて株式投資を行う方には低リスクの投資先として、投資経験者にとっては夢のある投資先として魅力のあるIPO株。興味を持たれた方は、まずは申し込んでみてはいかがでしょうか。ただし、どのような方法でも例外はあるため、低リスクであることを保証するものではありません。あくまでも一般的な例としてお考え下さい。
 

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