投資・資産運用
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2019.6.20

1万円から始めるクラウドファンディング投資

(写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com)
(写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com)
1万円から手軽に始められる投資として、最近出資者が増えているのがクラウドファンディングです。社会貢献につながるものもあり、単なる金融商品にはないメリットがあります。比較的低リスクで、高い利回りが期待できるクラウドファンディングとはどのような商品なのでしょうか。

少額投資ができる「ファンド投資型」のクラウドファンディング

クラウドファンディングとは、企業や個人が起案したプロジェクトをインターネット上のプラットフォームを通じて発信し、それに賛同した人から広く資金を集める仕組みです。「寄付型」「購入型」「融資型」「ファンド投資型」「株式型」の5つの種類があります。

この内、寄付型には原則として出資者へのリターンは無く、購入型ではプロジェクトから発生する成果物としての商品やサービスを受け取るのが一般的です。寄付型と購入型は投資としてのリターンよりも、プロジェクトの内容に賛同して出資する、社会貢献の意味合いが強いものといえるでしょう。

投資として配当金や金利収入を目的とする場合、残りの3つが対象となります。中でも少額から投資できることで人気が高いのが、ファンド投資型のクラウドファンディングです。

運営企業のWebサイトを通じて募集を行い、満口になった時点で募集が終了します。リターンは分配金の他に、ファンドの内容によっては商品・サービスが受け取れるものもあります。投資先の事業が目標に達した場合に当初想定額の分配金がもらえます。

市場規模が最も大きいのが「融資型」のクラウドファンディング

一方、市場規模で見た場合、5つのクラウドファンディングの中で最も大きいのが「融資型クラウドファンディング」です。矢野経済研究所の調べでは、市場規模全体の実に90.2%(2017年度)を占めています。こちらは資産運用を行いたい投資家と、資金調達を希望する企業をマッチングするインターネット上のプラットフォームサービスで、「ソーシャルレンディング」と呼ばれることもあります。

メリットは、融資である以上、貸し付けた資金に対して金利収入を得られることです。その手順は、まず企業が資金調達のために、運営する事業者から融資を受け、金利を含めて事業者に融資資金を返済します。その後投資家は元本に加えて、金利収入から事業者への手数料を差し引かれたのち、分配金を受け取ることができる仕組みです。

毎月1万円から始められ、リターンも他の投資と比較して高い

大きなプロジェクトに出資する場合でも、毎月1万円程度の少額から行えるのがクラウドファンディングのメリットです。例えば、不動産投資型のクラウドファンディングでは、1口1万円で投資できるファンドが多数存在します。利回りも他の投資と比較して高めです。

リターンの例では、年利で4~5%の利回りを想定している投資案件もあります。比較的高い利回りの理由は、駅近など立地条件の良い物件を多く扱っていることで、稼働率が高いためです。物件の概要や予定利回りは、運営事業者のWebサイトで公開されているので、十分に検討し、納得がいったら投資するようにしましょう。

クラウドファンディングで積立投資を行う場合は、月ごとにファンドを選んで投資します。今月はAファンド、来月はBファンドというように、異なるファンドに投資することになるため、実質的な分散投資になります。ファンドは販売口数が決まっているため、満口になれば募集終了となりますので、長期間にわたって一つのファンドに積立投資することはできません。

当然ながらリスクもあるので注意が必要

少額で始められるといっても、当然ながらリスクはあります。銀行預金や債券の場合は、満期まで保有すれば約束された利回りを保証されますが、ファンド投資型のクラウドファンディングは、運用成績によって募集時の予定利回りを下回る可能性があります。また、融資型のクラウドファンディングでは、融資先の企業の詳細が公表されないため、相手の顔が見えない不安があります。

以上がクラウドファンディングの概要ですが、共感したプロジェクトを応援するもよし、純粋に投資として収益を得るもよし、クラウドファンディングは選択肢が豊富な商品として今後ますます注目が高まるでしょう。
 

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