投資・資産運用
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2019.6.19

飲んで楽しむだけじゃない!ワイン投資で賢く資産形成する時代

(写真=RossHelen/Shutterstock.com)
(写真=RossHelen/Shutterstock.com)
ワインは世界的な飲み物として、広く愛されています。特に欧米では、ビジネスシーンや社交場でワインに関する知識が教養を測る「ものさし」として大切にされています。「ロマネ・コンティ」「シャトー・ラトゥール」といった世界にその名をとどろかせる高級ワインは、プレミアム価格で取引されている傾向です。

一方、将来性の見込めるリーズナブルなワインを投資の対象とする流れも強まっています。ワインを味わいながら、ユニークな投資手法として注目されているワイン投資のメリットやデメリット、今後の動向について紹介します。

ワイン投資は手元で熟成させたワインを高値で売る投資の一つ

ワイン投資とは、これから人気が見込めるワインを購入して保管しておき、値上がりのタイミングを見計らって売却して、差額分の利益を手にするコモディティ(商品)投資の一つです。具体的な方法には、次の3つがあります。

自分で現物ワインを購入して自分のワインセラーで保管する

最も基本的なワイン投資の方法です。自分で今後値上がりが予想されるワインを見つけて、ネットオークションやディスカウントショップ、ネット通販などで購入します。手に入れたワインは、自宅などのワインセラーで温度・湿度管理を行うのが特徴です。銘柄の値段の推移を確認しながら、一定の利益が出るところで売却します。

ワイン商で購入から倉庫保管までを委託する

イギリスのベリー・ブラザース&ラッド社に代表されるワイン商に、気になるワインを注文します。ポイントは、自宅のワインセラーではなくワイン商が持つ倉庫で保管してもらうという点です。ワイン商なら取引されるワインの品質が信頼できるだけでなく、保管料はかかるもののプロの厳しい目で売却のときまで管理してもらえるので非常に安心です。

ワイン向け投資ファンドを購入する

海外には、投資信託のワイン版とも呼べるワイン向け投資ファンドがあります。ワイン業界に精通したファンドマネージャーが値上がりの期待できるワイン銘柄を複数組み合わせて、リスクとのバランスを図りながら分散投資する仕組みです。

日本では、まだまだこれからといったワインファンドですが、欧米では金融業者や証券会社が取り扱うスタンダードな投資商品といえます。イギリスには、日経平均株価(日経225)のような複数のワイン銘柄を指標化したLiv-ex社による“Liv-ex Fine Wine 100”もあるほどです。

ワイン投資のメリット

ワイン投資には、主に4つのメリットがあります。

・実物資産であること
・インフレに強い
・保管が容易
・分散投資の一つの選択肢になる

実物資産であること

自分で購入したワインを投資目的で保管するので、地金やプラチナのように実態のある資産を構築できます。

インフレに強い

ヴィンテージを選んで熟成させながら投資ができるため、希少価値が高く景気や物価動向に左右されにくい売却が可能です。

保管が容易

自宅のワインセラーなら購入したワインを置いておくだけで投資になります。ワイン商の保管制度を利用すれば、保管スペースも手間も必要ありません。

分散投資の一つの選択肢になる

金融商品や現物投資にワインを加えれば、投資のリスク分散ができます。

ワイン投資のデメリット

一方で、どういったデメリットが考えられるのかもチェックしておきましょう。ワイン投資には主に4つのデメリットがあります。

・短期投資に不向き
・初期投資がかかる
・ワインに関する一定の知識が必要
・為替リスク

短期投資に不向き

熟成期間が必要であることから、プレミアが付くのを気長に待つ長期投資が前提です。

初期投資がかかる

自宅保管の場合は、投資を始める際にワインのほかにワインセラーの購入費などを用意しなければなりません。ワイン商やファンドを購入する場合も、最初にまとまった資金が必要となります。

ワインに関する一定の知識が必要

どのワインが将来有望なのか、ワインの産地や銘柄から業界の動向まで、ワインに関する一定の知識が求められます。また、売却のタイミングをつかむ投資感覚も重要です。保管方法が悪ければ熟成させるどころか、思うような価格で売却できなくなってしまいます。

為替リスク

ワイン投資がメジャーである海外との取引が中心となるため、一定の為替リスクがあることもデメリットの一つです。売買のタイミングによっては為替リスクの影響で大きな損失になる可能性もあります。

趣味と実益を兼ねてワイン投資を視野に

ワインの楽しみ方には、おいしい銘柄をただ味わうだけでなく、投資を見越して熟成のために保管するという方法もあります。値上がりを期待して購入したものの、予想に反して思ったような利益が得られなかったという場合もあるでしょう。しかし、「ワインセラーにお気に入りのワインがズラリと並ぶ」というコレクションを楽しむこともワイン愛好家の醍醐味の一つといえるのではないでしょうか。

ワイン好きの次のステップとして、楽しみながら利益も望めるワイン投資へのチャレンジを視野に入れてみるのもいいかもしれません。
 

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