投資・資産運用
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2019.6.16

30代から身につける金融リテラシー

(写真=Nutlegal Photographer/Shutterstock.com)
(写真=Nutlegal Photographer/Shutterstock.com)
金融リテラシーは、金融商品やサービスを適切に選択するために、最低限身につけておきたいスキルの一つです。これから資産運用を始めたり結婚を視野に入れ始めたりした人は、しっかりと金融リテラシーを身につけて、自分の目指すライフプラン・マネープランを立てられるようにしておきましょう。ここでは、30代から身につけたい金融リテラシーについて紹介します。

金融について学ぶのは今からでも遅くない

お金についての学び直しに、遅いということはありません。今から資産運用をしたい場合にも役立ち、金融について学んだことがキャリアアップの一助となることもあります。特に、人生のさまざまな分岐点がある30代においては、一度立ち止まって経済について学び、理解を深めることで今後の人生設計をしっかりと考えられるようになるでしょう。

将来を考えてより一層収入を増やしたいのなら、転職や副業、兼業について考えることができます。「収入は十分あるのに、思ったように資産が増えていない」という人は、支出面を考え直すことが必要です。「生命保険の契約内容は見直しが必要ないか」「まとめて返せるローンはないか」など、確認してみましょう。

金融について学びを深めていくと、このように自分のお金に対する課題が見えてきます。自分の人生で大切だと考えられるものに優先順位をつけて、「お金をかけるもの」「お金をかけないもの」を線引きして実行してみると、生活の満足度も向上していくはずです。

金融リテラシーを身につけるための4つのポイント

金融リテラシーは、具体的にどのような方法で身につければよいのでしょうか。人生のどのステージにおいても、お金は重要な役割を果たします。そのため、どのような状況・環境においてもお金を管理できるよう知識を身につけなければなりません。家計管理、ライフプラン・マネープランの設計、金融商品や経済状況についての知識は、最低限必要です。ここからは、金融リテラシーを身につけるための方法を4つのポイントから解説します。

・家計管理について
・ライフプランとマネープラン
・金融商品について
・詐欺について知る

家計管理について

昔から取られている手法ですが、家計管理に対するリテラシーを身につけたいのなら、毎月の収入と支出を把握する必要があります。手軽に利用できる家計簿アプリなどを利用してみましょう。クレジットカードや銀行口座と連動できるアプリなら、収入と支出を簡単に記録できます。次に、収支状況からお金の使い方を見直しましょう。

水道光熱費などライフラインに関する費用以外で、必要のないものは改めます。「スマホを使いすぎていないか」「嗜好品や交際費は適切か」などを確認してください。家計管理を習慣化することも、金融リテラシーの一つです。

ライフプランとマネープラン

今後のライフイベントを書きだし、それぞれにかかる費用を算出します。転職活動費、結婚費用、出産費用、住宅購入費、マイカーの購入費など、30代は費用が大きくかかるライフイベントが多い傾向です。すでに家庭を持っている人は、子どもの教育費についても考えなければなりません。老後の生活費や親の介護費用も算出しておきましょう。「生きるために必要なお金」について知ることも大切です。

金融商品について

将来的にかかる費用が分かったら、次は資産運用について考えます。預貯金だけでなく、投資も視野に入れましょう。金融商品の知識を身につけたいのなら、金融商品や投資に関する書籍などを読みながら、実際に投資を行ってみましょう。投資には、「リスクがあるからためらってしまう」という人は、ごく少額から投資を始められるネット証券から検討してみましょう。なかには、100円から投資信託が購入できる証券会社もあります。

詐欺について知る

金融商品の知識とあわせて、詐欺についても理解しましょう。なぜなら、せっかくお金を貯めることが
できても詐欺動向を押さえておかないとだまされてしまう可能性があるからです。聞き心地の良いうたい文句の金融商品などは、冷静な判断ができていない場合もあります。そのため、金融商品を購入する前に「投資する商品が詐欺ではないか」を見極める力も必要です。

振り込め詐欺はもちろん、キャッシュカードの盗難やスキミングの手口、また投資詐欺がどのように行われるのか覚えておきます。「うますぎる話は詐欺」と理解できれば、詐欺の被害にあう確率も下げることができるでしょう。

キャリアに役立つ!取得しておきたい3つの資格

最後に、金融リテラシーを身につけながら、キャリアにも役立つ資格を3つ紹介します。

・王道は「ファイナンシャル・プランナー」
・比較的取りやすい「簿記」
・投資のエキスパートを目指すなら「証券アナリスト」

王道は「ファイナンシャル・プランナー」

ファイナンシャル・プランナーは、家計のスペシャリストです。各家庭の家計を診断し、個々の家庭に対して金融に関するアドバイスを行います。この資格を取得するために学習を進めることで、年金、保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続などについての理解が深まります。自分の人生にもおおいに活用でき、転職やキャリアアップにも役立つ資格です。

比較的取りやすい「簿記」

簿記を学ぶことで、企業の財務管理にかかわることができるようになります。「企業がどのようにして経営を行っているのか」「財務内容が良好か」など、財務諸表を分析したり、コスト感覚を身につけたりすることが可能です。投資をする場合でも投資先の財務諸表を分析できると、ファンダメンタルズ分析も行いやすくなるでしょう。

投資のエキスパートを目指すなら「証券アナリスト」

より本格的にビジネスの場で活用できる資格を探しているのなら、「日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)」がおすすめです。投資におけるエキスパートとして、証券会社や資産運用会社など幅広いステージで活躍が期待できます。また、自分の資産運用にも有効活用できるでしょう。証券アナリストという名称ですが、資格取得者の4分の1が金融機関以外の人です。

本腰を入れて金融リテラシーを高めたいのであれば、ぜひ取得しておきたい資格といえます。

金融リテラシーを身につけて豊かな人生を

金融リテラシーというと難しそうな印象を受けるかもしれません。しかし、30代はさまざまなライフステージの変化が多くなる年代のため、しっかりとした金融リテラシーを身につけておきたいものです。まずは、「今日使ったお金はいくらか」「今月の給与はいくらか」というように、自分の生活にかかわりあっている部分から理解を深めてみてはいかがでしょうか。
 

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