経済・マーケット
-
2019.4.26

増税前に買ったほうが良いもの、あまり変わらないもの

(写真=l i g h t p o e t/Shutterstock.com)
(写真=l i g h t p o e t/Shutterstock.com)
2019年10月に、消費税が8%から10%に引き上げられます。増税前にさまざまなものを購入しておいたほうが得をする印象がありますが、すべての商品の消費税が10%になるわけではありません。ここで消費税についておさらいをし、増税前に買ったほうがいいものとそうでないものを整理しておきましょう。

軽減税率によって増税後もあまり変わらないもの

軽減税率とは、本来の税率よりも引き下げることをいいます。消費税では、10%ではなく現在と同じく8%に据え置かれる予定です。消費税において軽減税率の対象になるものは、「酒類・外食を除く飲食料品」と「週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)」となっています。「酒類・外食を除く飲食料品」における飲食料品とは、人の飲用または食用に供されるもののことです。具体的には、食品表示法に規定する食品とされています。

飲食品店で購入して持ち帰るテイクアウトや宅配も軽減税率の対象です。ただし、レストランなどでの食事やケータリングは、軽減税率の対象外のため注意しましょう。どのようなものが外食やケータリングに該当するのかは、取引の場所とサービスの提供に着目して次のように定義されています。外食は、テーブルやいす、カウンターなどの飲食用の設備がある場所で、飲食料品を飲食させるサービスが提供されているものを指します。

ケータリングは、注文した人が指定した場所で加熱や調理、給仕などのサービスが提供されているものです。ただし、学校給食や一定の生活をしている有料老人ホームなどでの食事はケータリングとはみなされず、軽減税率の対象になります。家で飲食するものや食材の多くは、軽減税率の対象になっているので増税後もあまり変わりません。そのため、増税前に買い込む必要はないでしょう。

増税前に買ったほうが良いもの

家で飲食するものであっても、酒類は増税の対象です。そのため、自宅でお酒を楽しむ習慣がある場合には、増税前に購入しておいたほうが良いでしょう。また、飲食料品以外の消耗品は増税の対象となっています。普段の生活の中でどのようなものを使っているか、家の中の場所ごとに確認して整理してみるといいでしょう。

例えば、キッチン周辺では食器用洗剤や漂白剤、キッチンペーパー、サランラップ、アルミホイル、ポリ袋などがあります。バスルーム周辺では、シャンプーやリンス、ボディシャンプー、入浴剤、浴室用洗剤などです。トイレ周辺では、トイレットペーパーやトイレの清掃用洗剤、オムツ、お尻ふき、生理用品などがあるでしょう。

その他にも、ティッシュや乾電池、ペットフードなどのペット関連用品なども忘れてはいけません。また、イベントごとに必要になりそうなものも考えてみましょう。例えば、旅行に行く予定がある場合なら交通費や宿泊代、遊びに行く予定がある場合なら行き先によってはテーマパークの利用料や映画のチケットなどが増税の対象になります。

子どもの入学や卒業を控えている場合、入学に必要なものや式のための洋服など、どのような準備が必要なのかを考えて増税前に買っておくのがおすすめです。引っ越しを考えている場合には、仲介手数料や引っ越しの代金も増税の対象になるので、増税前にできないか検討してみましょう。金額の大きなものの消費税の額は、増税後に当然大きくなります。大きな出費についても検討してみるのが賢明です。

また、不動産(建物部分)や自動車、結婚式、仏壇、墓石などの購入が今後必要になる場合には、消費税増税前に前倒しにしたほうが得になる可能性もあるでしょう。不動産については、消費税増税の影響を緩和するために、すまい給付金の給付の引き上げや住宅借入金等特別控除(通称住宅ローン減税・住宅ローン控除等)の延長がありますので、よく試算してみることがおすすめです。

自動車は自動車税の引き下げが検討されています。消費税増税後でもさほど出費が変わらない場合もあるのでしっかりと内容について確認しましょう。消費税の増税は確定したものの、軽減税率などについては今後改正される可能性もあります。今後の生活にどのように関わってくるのかに注目していきたいものです。
 

【おすすめ記事】
日本は借金大国?世界の債務残高はどのくらいのか
日本円だけの資産ではダメな理由3つ
人口ボーナス期の果実を享受するためには
日本から出品・入札できる 世界最大のオークションハウス「クリスティーズ」
孫・バフェット両氏も活用する錬金術 保険が「最強のビジネス」である5つの理由

NEXT 株価が半分になったらお買い時?「思い込み」と「逆張り」の違い PREV ビジネスマンが陥る「スキルアップ」の罠 人的スキル運用のすすめ

関連記事