経済・マーケット
-
2020.10.24

富裕層が注目する“城泊(キャッスルステイ)”とは?最高級宿泊ビジネスの最前線

(写真=Vasyl/stock.adobe.com)
(写真=Vasyl/stock.adobe.com)
民泊からの発展系として「城泊(しろはく)」にいま注目が集まっています。1泊100万円以上に設定されているケースもあり、富裕層に狙いを定めています。近年、宿泊業界ではこのように富裕層をターゲットにしたビジネスが盛んになりつつあります。その一端を紹介しましょう。

地域の顔である“城”に宿泊できるキャッスルステイ

2018年6月に「住宅宿泊事業法」が施行され、民泊が日本国内で解禁されてから、空いているさまざまなスペースを宿泊施設として活用しようという動きが出てきました。現在では富裕層向けのビジネスも広がりを見せています。

こうした流れを象徴するのが「城泊」(キャッスルステイ)や「寺泊」(テンプルステイ)などです。特に城泊では1泊100万円以上のプランもあり、事業者が自治体などと協力して、普段は決してできない宿泊体験を富裕層向けに提供しています。

例えば、愛媛県大洲市の「大洲城」では、木造天守の宿泊プランが話題を集めました。長崎県の平戸城や宮城県の白石城でも城泊に関するイベントが過去に行われており、国内で城泊の存在の認知度がにわかに高まりつつあります。
 

こちらもおすすめ
【連載#1】富裕層も注目、いま話題の「グランピング」の魅力
富裕層がこぞって押し寄せている旅行先ランキング1位は…?

1泊200万円も!?Airbnbの「Luxe」

民泊の最大手企業といえば米Airbnbです。Airbnbの民泊は当初、特に富裕層にターゲットを絞ってサービスを展開していたわけではありませんが、2019年6月に富裕層向けの宿泊サービスとして「Airbnb Luxe」を発表しました。

豪華な宿泊施設に滞在できることはもちろん、旅行企画のプロがオーダーメイドの「コト体験」やサービスを宿泊者に対して提供し、島ごと貸し切るといったプランも登場して話題を呼びました。メキシコのナヤリットでは、1泊200万円ほどの施設もあります。

Airbnbの共同創業者であるブライアン・チェスキーCEO(最高経営責任者)は当時、「非日常を叶える素晴らしい宿泊場所を追求し、ラグジュアリーな旅に対する考え方と体験を一新します」と述べています。

覆される「泊まる場所」の常識

「泊まる場所」の常識が覆され、城泊などが登場している宿泊業界。アイデア次第でまだまだあっと驚くような宿泊体験が、今後も富裕層向けに提供されていくかもしれません。
 

>>その他のおすすめ記事
中国向けECビジネスを加速させる「自動輸送ロボット」
日本は借金大国?世界の債務残高はどのくらいなのか
災害時にハイブリッド車からの給電で気をつけることとは?
水に浮く世界最小4人乗り「FOMM ONE」が日本でも発売か?
LINE PayボーナスからLINEポイントへのインセンティブ変更で何が変わる?

関連記事