経済・マーケット
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2020.9.15

高輪ゲートウェイ駅の「無人コンビニ」で体験する「TOUCH TO GO」な未来

(写真=naka/stock.adobe.com)
(写真=naka/stock.adobe.com)
2020年に新しく誕生した「高輪ゲートウェイ駅」は、山手線としては49年ぶりの新駅となり話題を集めています。そのなかでも駅ナカにある無人コンビニは、対面接客の必要がなく、導入することで衛生対策や人件費の削減を実現します。

無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」とは?

無人レジは一部のスーパーではすでに導入されているものの、その多くは利用者が専用端末に商品のバーコードを読み取らせて、決済方法を選択する必要がありました。

一方、サインポスト株式会社が開発したAI搭載レジ「ワンダーレジ」では、AI(人工知能)が商品を画像で認識するため、バーコードを読み取らせる必要がなく、ICカードで一括決済できるものとして注目を集めました。ただし誤認識もあり、レジで戸惑うという問題もありました。

そこで高輪ゲートウェイ駅のAI無人コンビニ「TOUCH TO GO」が採用したのが「スーパーワンダーレジ」です。店内に設置された赤外線センサーやカメラによる画像解析、重量センサーにより、利用者がどの商品を購入するのかを追跡し、より精度を高めました。

決済は交通系ICカードをタッチするのですが、今後はほかの電子マネーにも順次対応予定です。

 

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5年で100店舗の導入を視野に拡販していく

この無人コンビニの「TOUCH TO GO」をオープンさせたのは、株式会社TOUCH TO GOで、JR東日本スタートアップ株式会社とサインポスト株式会社との合弁会社であり、もともとはJR東日本グループのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)。TOUCH TO GOでは今後5年で100店舗の導入を目指しています。

サインポストは2017年11月には大宮駅、2018年10月には赤羽駅のホームにてAI無人決済システムの実証実験を行っています。

似たようなシステムに米国シアトルに登場した「Amazon GO」がありますが、こちらは専用アプリを入れたスマホ画面のQRコードを読み取って入店し、あとは商品を取れば自動決済されるというもの。ただし決済にはAmazonのIDを使うためAmazon会員であることが条件で、顧客の囲い込みを目的としています。そこが、決済方法であるサインポストの「スーパーワンダーレジ」とは根本的に違うところです。

人件費削減を大幅に解消してくれる

駅の改札がICカードのタッチでスムーズに出入りできるように、無人コンビニもレジ待ちすることなく、ICカードをタッチするだけで決済できます。小売、とくにコンビニは人手不足が問題となっているだけに、このAI無人コンビニが今後のスタンダードになるかもしれません。


 

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