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2020.7.30

【米国株動向】2020年に注目すべき成長株のアピアン

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2020年1月18日投稿記事より

ポートフォリオに成長株を追加したいと考えている投資家は、アピアン(NASDAQ:APPN)を検討するとよいかもしれません。

売上高は2桁台成長、純利益も改善し続けると推定されているため、2020年にアピアン株はさらに成長する可能性があるでしょう。

アピアンは企業に向けてアプリケーション開発プラットフォームを提供し、顧客企業のソフト開発を効率化・自動化することをターゲットにしています。

アピアンの製品を使用することで、ソフトウェア開発者はコードを簡単にコピーし、アプリ開発プロセスを加速させることができます。

不安定なアピアンの株価

アピアンは2017年5月に上場し、株価は12ドルのIPO価格から3年弱で350%以上上昇しました。

しかし、現在株価は過去最高値を約14%下回っています。

そして、過去数か月間、いくつかの高成長ハイテク株の株価は下落していますが、アピアンの株価は、1月前半に29%上昇しています。

サブスクリプションによる成長

他の法人向け企業と同様、アピアンはサブスクリプションベースのモデルに焦点を当てています。

このアプローチにより、安定した経常利益が確保され、市場低迷時の打撃も和らげることができます。

2019年第3四半期(7~9月)のアピアンのサブスクリプション売上高は総売上高の60%を占め、前年比38%増の4040万ドル、プロフェッショナルサービス売上高は前年比27%増の2780万ドルとなりました。

この売上高成長率は主に欧州、中東、アフリカ(EMEA)地域で達成されたものであり、この地域のサブスクリプション売上高は3四半期連続で前年比60%を超えました。

また、アピアンのサブスクリプションの顧客定着率は、119%と高く、既存顧客に他のサービスを販売し、顧客あたりの平均売上高を拡大していることがわかります。
 
(画像=出典:YCHARTS。2020年1月15日時点)

パートナーシップや買収による成長

アピアンは1月7日にロボット・プロセス・オートメーション(RPA)プラットフォームであるJidokaを買収しました。

この買収により、アピアンはビジネスプロセス自動化市場で製品ポートフォリオを拡大することができます。

市場調査会社のForresterによると、RPA市場は2023年までに120億ドルに達すると予想されています。

また、1月14日に人工知能強化分野のマーケットリーダーであるCelonisとのパートナーシップを発表しました。

このパートナーシップにより、顧客のデジタルビジネスプロセスの改善が促進されることを期待しています。

今後の見通し

アナリストは、アピアンの売上高は2018年の2億2700万ドルから2022年には3億6300万ドルに達すると見込んでいます。

同社は、まだ利益を上げていませんが、利益率は急速に上昇しています。

アナリストはEBITDA(支払い利息・税金・償却控除前利益)が2018年のマイナス2860万ドルから2022年にマイナス680万ドルに改善すると予想しています。

アピアンは時価総額33億ドル、PSR(株価売上高倍率)12.5倍となっています(記事執筆時点)。

アピアン株はプレミアムで取引されていますが、その堅調なサブスクリプション売上は長期的成長を促進し、利益率にプラスの影響を与えると市場が見ているからでしょう。

アピアンのサブスクリプション、ソフトウェア、およびサポート事業の第3四半期の売上総利益率は90%、プロフェッショナルサービス事業の売上総利益率は31%となりました。

アピアン全体の売上総利益率は第3四半期に66%となり、前年同期の64%から上昇しました。

また、Jidokaの買収により、高成長のRPA分野で最前線に立つことが可能となり、テクノロジー部門の小型株の中で堅実な選択肢となるでしょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

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