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2020.1.14

水に浮く世界最小4人乗り「FOMM ONE」が日本でも発売か?

(写真=鈴木博之)
(写真=鈴木博之)
株式会社FOMMが2019年3月からタイで、緊急時に水に浮く電気自動車の製造販売を開始しました。FOMMが手掛ける超小型電気自動車の詳細を見ていきましょう。

このサイズで4人乗りEVは世界最小クラス

FOMMはFirst One Mile Mobilityを意味します。近距離(First One Mile)の移動に最適な移動性(Mobility)を持つ、R&D型の日本のモビリティ・メーカーです。

2014年に世界最小クラスの4人乗り小型モビリティ「FOMM CONCEPT One」の自社開発に成功。2019年3月には「FOMM ONE」をタイで量産し、販売を開始しました。タイでの車両価格は日本円で220万円。

「FOMM ONE」は交換可能なカセット式バッテリーを搭載していて、家庭での充電だけでなくバッテリー交換専用ステーションでバッテリー交換も可能。タイ国内でバッテリーステーションも建設中です。

気になる航続距離は166kmで充電時間は7時間半ということから、近距離の移動に向いているのが分かります。

緊急時は水面に浮き、移動も可能

「FOMM ONE」は車体が水に浮くので、水面での移動も可能です。

その秘密は車体の底がバスタブのような樹脂の構造体になっているからで、水面に浮くだけではなく、ゆっくりと移動も可能。ホイールのフィン形状がプロペラの役割を兼ねており、タイヤが回ることで水を吸い込み、後方に排出することにで推進力を得ています。

水面に浮いているときはホイールアーチが隠れるほど水面が目前に迫るものの、ドアパネルはシールが施されているため浮力が得られて車内には浸水せず、24時間は水面に浮くように設計されています。

バッテリーは車内とリアの2ヵ所に搭載していて、こちらも防水処理が施されています。あくまでも緊急時に水面に浮く設計で水陸両用ではないものの、河川の氾濫や洪水など水害の多い地域で活躍しそうです。
 

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日本では2人乗りの軽自動車規格になる?

 
「FOMM ONE」は、2020年春に日本国内販売を考えているとのことですが、軽自動車の登録で2人乗りになるかもしれません。

EV(電気自動車)の小型モビリティは、自動車メーカー以外でも参入しやすい分野です。そのため、これからもさまざまな企業が魅力的な小型モビリティを投入してくることでしょう。

【FOMM ONEのスペック(タイ国内仕様)】
サイズ(mm):全長2,585×全幅1,295×全高1,550
ホイールベース(mm):1,760
最低地上高(mm):150
トレッド(mm):前1,110/後1,110
乗車定員(名):4
駆動:前輪駆動(FFインホイール)
最大出力(kW):10
最大トルク(Nm):560
最高速度(km/h):80
航続距離(km):166(NEDC)
車両重量(kg):620(バッテリー/オプション含む)
リチウムイオンバッテリー(kWh):2.96×4
充電時間:7.5


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