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2019.6.26

平成から令和へ、改元詐欺?!クレジットカードの詐取にご注意を

(写真=Creativa Images/Shutterstock.com)
(写真=Creativa Images/Shutterstock.com)
2019年5月1日、令和の時代が幕を開け、祝福ムードが続きました。おめでたい雰囲気の中にも、それを「好機」と捉え悪事を働こうと考える人はいます。改元に関連した詐欺が全国各地で発生し、被害報告もされています。大切な財産を守るために、改元詐欺の手口と対策について確認しておきましょう。

偽サイトへの誘導や悪質なアプリなど多様化する改元詐欺

新元号への改元に伴い、さまざまなトラブルが発生しています。皇室に関するアルバムや掛け軸などの高額販売といった古典的な手法だけでなく、携帯電話会社を装って、スマートフォンから偽のサイトへアクセスさせたり、悪質なアプリをインストールさせたりする手口もあります。

中でも「元号が変わるので今のカードが使えなくなる」と嘘をつき、クレジットカードの情報やキャッシュカードをだまし取る手法の詐欺は、全国各地で発生しています。2019年4月には埼玉に住む女性がキャッシュカードをだまし取られ、100万円が引き出されてしまいました。

これまでもマイナンバー通知やオリンピック開催決定といった、社会的に大きな出来事を利用するカード詐取は発生してきました。あの手この手と手法を変え、詐欺をする側は近寄ってきます。自分はだまされるはずがない、との思い込みは危険です。手口を知って、怪しい情報にはすぐに気づけるようにしておきましょう。

改元に便乗したクレジットカード詐欺の手口

カード情報をだまし取る手段は多岐に渡ります。封書やメール、電話などで連絡が来る以外にも、犯人が自宅に直接訪れることもあります。

封書が届く手口は、銀行名や暗証番号などを記載した書類を返送させる手法です。時には交換のためと偽り、カードそのものを送り返させることもあります。電話やメールでも同様に、クレジットカードの情報を聞き出そうと連絡を取ってきます。

自宅を訪れる場合は、キャッシュカードの変更が必要であるという電話連絡があった後に、カードを受け取りに来るパターンが多く知られています。

いずれの場合も、市役所などの公共機関や銀行協会、銀行名など実在の団体を名乗るのが特徴です。中には、警察手帳や銀行の職員証を用意して自宅に訪問して来る場合もあります。

改元詐欺にだまされないために

国民生活センターでも注意喚起をしているように、銀行などの金融機関や警察、その他の団体が暗証番号を尋ねたり、カードや通帳の送付を求めたりすることはありません。新元号を理由になんらかの手続きを指示されたなら、それは詐欺であると考えましょう。改元に伴い変更が必要であるという封書やメールは無視し、電話はすぐに切ってください。

少しでもおかしいと感じたら、利用している銀行やクレジットカード会社に確認しましょう。その際に大切なポイントは、必ず銀行の公式ホームページなどから正しい連絡先を「自分で調べて」問い合わせをすることです。送られてきた封書に記載してある会社名は実在のものでも、電話番号が偽のもので犯人たちにつながる可能性が高いためです。

書類を送ってしまったりカードを渡してしまったりした後に、怪しいと気づくこともあるかもしれません。その際は、すぐに銀行やクレジットカード会社に連絡をして、カード利用の停止手続きをしてください。また、警察や金融庁の相談室、消費者生活センターなどにも迅速に相談しましょう。

クレジットカードやキャッシュカードは、他人に渡さないことが重要です。普段から家族と情報を共有し、何か気になることが出てきたら信頼できる情報機関で調べるようにしておきましょう。

改元によりカードが使えなくなることはない!

改元により、クレジットカードやキャッシュカードが使えなくなるということはありません。少しでも疑問に感じた場合は、クレジットカード会社や金融機関に自分から連絡を取り確認することが大切です。安易に信用して一人で判断せずに、周囲の人とも相談をして詐欺の被害から身を守りましょう。
 

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