キャリア・教育
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2020.8.7

30~40代は「人生哲学」の構築期 1人で悩まず「哲学」からヒントを得よう

(写真=zephyr_p/stock.adobe.com)
(写真=zephyr_p/stock.adobe.com)
20代は無我夢中に働いたとしても、30~40代になると結婚や子育てもあり、自分はどう生きるべきかと「人生哲学」を考える人もいるでしょう。ただし、1人で考えてしまうと思考の迷路に陥りがちです。そこで先人たちの考え方からヒントを得れば、自分のスタンスが自然に決まるかもしれません。

30代からは考えなければならないことが増える

日本の平均初婚年齢は上がり続けています。1975年は男性が27.0歳、女性が24.7歳でしたが、2017年は男性が31.1歳、女性が29.4歳まで上昇しています。つまり現代は、20代はがむしゃらに働き、30代から結婚・子育てを体験する人が多くなった時代と言えます。

結婚・子育てのフェーズに入ると、仕事だけに猪突猛進していればよいというわけにはいきません。ワークライフバランスや保険、老後の資産形成など、何を大切にし、どう生きるかを考えながら、さまざまなことを同時並行的に進めていく必要があります。

また40代になると管理職になる人も増え、部下とどう接し、どう育てていけばいいか、と悩む人も少なくないはず。こんなときは1人で考え込まず、積極的に先人の考え方からヒントを得てみると解決の糸口が見えてくるかもしれません。
 

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人生哲学について考えることができる3冊

効率よく先人たちの考え方を知ろうと思ったら、関連書籍や映画にふれるのもよいでしょう。ここでは、人生哲学について考えることができる書籍を3冊紹介します。

『幸福論』

哲学者バートランド・ラッセルの『幸福論』は、世界三大幸福論の1冊に数えられています。「いかに人生を生きるか」「どうすれば幸せになれるか」という点を突き詰めた一冊で、ラッセルは本著の中で「外界への興味」や「バランス感覚」を重視すべきだと説いています。

『君たちはどう生きるか』

『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎【原作】、羽賀翔一【画】)は、同名小説をマンガ化した一冊で、40代男性を主要な読者ターゲットに据え大ヒットを記録しました。同書は、さまざまな葛藤を経て成長していく主人公の姿を描いており、生きるということの本質を改めて考えさせる一冊に仕上がっています。

『まんがでわかるニーチェ』

『まんがでわかるニーチェ』(白取春彦 【監修】、nev【イラスト】)は、ベストセラーとなった『超訳ニーチェの言葉』の著者が原案を手掛け、ニーチェの「ニヒリズム」(虚無感)や「ルサンチマン」(強者に対するコンプレックス)などについてわかりやすく説明しています。ニーチェの哲学から、「後悔しない生き方」が学べる良書となっています。

仕事も私生活もブレずに前進していくために

このほかにも、哲学者の半生を収めた映画を見たり、成功した経営者の自伝などを読んだりすることも、あらためて自分の人生哲学を考える一助となるでしょう。

30代の人も、40代になって人生の折り返し地点を迎えた人も、これからの人生において仕事も私生活もブレずに前進していくために、いま一度時間をつくって、先人たちの考え方に耳を傾けてみましょう。

文・岡本 一道
政治経済系ジャーナリスト。日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける
 

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