キャリア・教育
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2020.2.26

「錆びない脳」に鍛える ニューロビクスとは?

(写真=Rostislav_Sedlacek/Shutterstock.com)
(写真=Rostislav_Sedlacek/Shutterstock.com)
楽しく簡単に実行できる脳の活性化法として、「Neurobic(ニューロビクス=神経×エアロビクスの造語)」が注目されています。日常的に「ちょっとした刺激」を、脳に与えることがポイントです。

感覚を刺激する認知エクササイズ「ニューロビクス」

ニューロビクスは、脳を刺激し、記憶力を強化・改善するための認知エクササイズです。

五感(視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚)など「体で感じる感覚」と「心で感じる感情」に、普段体験しないような新鮮な刺激を与えると、脳領域間のつながりを促進します。結果、神経細胞が記憶力を向上させるための栄養素の生成に役立ち、周囲の細胞を強化、老化の影響を受けにくくします。

ゲーム感覚で楽しむ3つのエクササイズ

ニューロビクスは誰でも簡単に、ゲーム感覚で楽しみながら行える脳のエクササイズです。様々なエクササイズが紹介されていますが、今回は神経生物学者のローレンス・カッツ博士とマニング・ルービン博士が共同で考案したニューロビクスをいくつかご紹介しましょう。

(1)効き手ではない方の手で歯を磨く

利き手ではない手で作業をすることにより、普段あまり使われていない側の脳の活性化を狙うエクササイズです。「右脳派・左脳派(効き脳)」は科学的に立証されていないものの、利き手でないほうで作業をすると脳の反対側が刺激され、手から伝わる触覚の情報を制御・処理する皮質部分を、急速に拡大させる可能性が報告されています。

(2)写真や絵をさかさまに見る

写真や絵を正位置で見ると、すぐにそれがどのような風景や人物、デザインであるかが分かるため、言語をつかさどる左脳が「写真」や「絵」であると認識します。ところが逆位置で見た場合、脳がすぐには認識できません。そこで、形や色などから不可解な物体を解明しようと想像力をつかさどる右脳の働きが活発になるのです。
 

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(3)習慣を「日替わり」にする

新たなタスクの実行が皮質の大部分を活性化させる一方、マンネリ化したタスクには反対の作用があることが、ドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)科学賞を受賞したステファン・シュナイダー博士らの研究から明らかになっています。

日常的な習慣をガラリと変えるのは無理でも、朝の散歩や通勤ルートを変えたり、いつもとは違うテレビ番組を見たり、普段は選ばない色の洋服を着てみるなど毎日をできるだけマンネリ化させない工夫で、老化に負けない「錆びない脳作り」を意識してみてはいかがでしょうか。


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