キャリア・教育
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2020.2.21

英王室の伝統を変えた、故ダイアナ妃流子育てとは?

(写真=mark reinstein / Shutterstock.com)
(写真=mark reinstein / Shutterstock.com)
死後20年以上経過した今も、「ロイヤルファミリーの救世主」といわれる故ダイアナ妃。子どもを自分のそばで育て、王室の外の世界を体験させるなど、英王室流子育ての伝統を180度変貌させました。

母子の面会は1日2回だけ 英王室流子育て

『ロイヤル・チルドレン』の著者イングリッド・スワード氏によると、エリザベス女王の第1子であるチャールズ皇太子と第2子であるアン王女は子どもの頃、「特別な家族の集い」で1日2回だけ、母親である女王との面会を許可されていました。

旅行に子どもを同伴することはなく、親子がコミュニケーションを図る機会は少なかったといいます。また、チャールズ皇太子の5~8歳までの教育は当時の知事が担当するなど、代々にわたり、子どもの教育は宮殿の中で行われていました。

「知は力なり」を実践したダイアナ妃

「君主制と大衆の関係を変える必要性」を感じていたダイアナ妃は、こうした王室の伝統的な子育てを、時代の流れに沿った、世界中の母親に影響を与えるものへと変えて行きます。

ダイアナ妃が幼いウィリアム王子をオーストラリアに同伴することを公にした際、「王室の先例を破る行為だ」と眉をひそめた人もいました。しかし、世界中の多くの女性から「子どもを置いて旅行に行きたい母親などいない」と共感を呼び、ダイアナ妃の人気を不動のものにします。

ダイアナ妃は1995年、BBC放送のインタビューで以下のように語りました。「培った知識を実際に使う機会は、王子たちにはないかもしれません。しかし、知識の芽は撒かれました。知は力なりといいますから、それが成長してくれることを願っています」
 

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世代を超えた「新たな王室流子育て」に

王室にとって「型破り」なダイアナ妃の子育てをエリザベス女王が許可したことに、疑問を感じる人もいるかもしれません。しかし、スワード氏いわく、「女王でさえ、子どもたちをできるだけ普通に育てたいと語っていた」といいます。

母親の役割より、君主としての立場を優先せざるを得なかったエリザベス女王にとって、ダイアナ妃の子育ては、羨望に値するものだったのかもしれません。そして、英王室の歴史を変えた子育ては、ウィリアム王子やハリー王子に受け継がれており、新たな王室流子育てとして、後の世代にも受け継がれていくことでしょう。


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