キャリア・教育
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2020.1.15

ビジネスパーソンなら「エイジマネジメント」も仕事のうち?

(写真=zhu difeng/Shutterstock.com)
(写真=zhu difeng/Shutterstock.com)
ビジネスの第一線で、いつまでも元気に働き続けたい――トップ層を走るビジネスエリートの間で、加齢に負けない体作りを目指す「エイジマネジメント」が注目を集めています。

年齢に適した健康管理を心がけ、高齢期に入っても活き活きと働ける体作りを目指してみませんか。

超高齢化社会に欠かせない、エイジマネジメントとは?

超高齢化社会を迎えた日本にとって、「いかにして労働者が生涯にわたり、健康的かつ生産的に働き続けることができるか」は、自国の未来を支えるうえで非常に重要な課題です。

個人差はあるものの、人間の身体・精神機能の多くは、20~30歳を境に低下します。労働科学研究所の調査からは、20代前半をピークと想定した場合、50代後半になると、特に疲労回復力や伸脚力、聴力、視力の薄明順応力などは、半分以下に低下することなどが明らかになっています。

こうした加齢による機能低下に悩まされることなく、60歳、70歳を過ぎても現役で社会に貢献するためには、若い頃から適切な健康管理を心がける「エイジマネジメント」が必要不可欠です。

近年は、20代、30代といった若い方の間でも、生活習慣病が増えています。若い頃からバランスのとれた食生活、良質な睡眠、適度な運動を心がけ、心身共にストレスを溜めにくい環境を作ること、定期的に健康診断を受ける習慣を付けておくことなどが、効果的なエイジマネジメントに役立つはずです。

年代ごとに心がけたいエイジマネジメント

20代――社会人としての生活リズムを確立する

「まだまだ若いから大丈夫」と、自分の体力や健康を過信する傾向がある20代。しかし、学生時代に比べると運動量が減り、乱れた食生活や平日の睡眠不足が目立つ年代でもあります。社会人としてバランスのとれた生活リズムの確立が、エイジマネジメントの最初のステップとなるでしょう。

近年は、20代の男性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予備群や、女性の子宮頸がんの発症率が増加傾向にあります。男性は生活習慣病、女性は子宮がんや乳がんの検診を受けることで、早期発見・治療につながります。

また、20代の頃から適度な運動を習慣化しておくと、健康な心身の土台作りに役立ちます。

30代――ワークライフバランスにメリハリをつける

30代になると、体力や回復力の低下を感じ始める方が多いのではないでしょうか。仕事と家庭の両方に時間と労力を要する多忙な年代ではあるものの、食生活や睡眠、運動に気を配るだけで、随分と違いを実感できるはずです。

責任のある仕事を任される機会が増え、やり甲斐と共にストレスやプレッシャーも増えるでしょう。しかし、過度の労働やストレスは心身のバランスを崩す要因となります。「働くべきときは100%仕事に専念し、余暇時間はしっかりと確保する」といった、ワーク・ライフ・バランスのメリハリが、効果的なエイジマネジメントのコツです。

定期健康診断に加え、自分の体力を知り、適度な運動を生活に取り入れる目的で、成人向けのスポーツテストや体力診断テストを受けてみるのも一案です。

40代以上――慢性疲労の軽減と体力増強を意識する

40代以降は、運動機能の減衰が顕著となる反面、睡眠時間の偏りは依然として改善されず、体力や回復力は30代よりさらに低下しています。そのため、慢性疲労の軽減や体力の保持増進を意識した、根本的な生活改善が必要です。

また、「高血圧や糖尿病が気になる」という方が増えるのも40代です。生活習慣病予防健診やがん検診のほか、脳動脈瘤や脳梗塞といった脳疾患の早期発見に役立つ、脳ドック検査も積極的に検討したほうが良いでしょう。

喫煙者は肺がんのリスクだけではなく、メタボリックシンドロームを進行させ、虚血性心疾患や脳卒中の発症率を高めるリスクについても認識が必要です。
 

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エイジマネジメントで健康維持・増進

エイジマネジメントは、若い頃から始めるに越したことはありません。しかし、40代、50代でも「もう手遅れ」などと諦めず、生活習慣を見直し適切な対策を講じることで、加齢や病気に負けない健康な体を維持することができるはずです。


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