キャリア・教育
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2019.12.20

年収1,000万円でも「市場価値」が高い人、低い人ではどんな差が出る?

(画像=DenisShumov/Shutterstock.com)
(画像=DenisShumov/Shutterstock.com)
同じ年収1,000万円でも転職時に明暗が分かれる理由は、「個人としての市場価値」が異なるためです。将来的に、より有利なポジションへステップアップするチャンスを手にするためには、日頃から自分の市場価値を高めることに注力していくことが重要です。

「個人の市場価値」が重視される時代

近年、激化する市場競争で優位に立つための戦略として、多くの企業が即戦力として活躍してくれる能力の高い人材を求めています。

即戦力となる人材は、移り変わりの早い市場環境への迅速な対応が期待できるだけでなく、組織の成長促進に欠かせない要素ともなり得ます。同時に企業側は、研修に費やす時間や労力、人員、コストを最小限に抑えていくことが可能になるからです。

こうした背景において、市場の需要に合ったスキルや能力、人間性に基づく「個人の市場価値」が重要度を増しています。

たとえ現在の会社で1,000万円の年収を得ていたとしても、転職の際、同じ年収や条件が保証されるとは限りません。現在の会社では重宝されているスキルや能力、経験が、社外でも価値のある即戦力と見なされるわけではないからです。

一方、市場価値の高い人は多くの企業から求められる人材であるため、比較的容易に好条件の転職先が見つかる可能性も高いでしょう。その人の市場価値が高まれば高まるほど、「希少な人材」として、転職の際にも優位なポジジョンに立つことができるのです。

対照的に、市場価値の低い人は「転職前よりも給与が減り、待遇も悪くなった」という結果にならないよう、理想の転職先にめぐり合うための自主的な努力も必要といえるでしょう。

市場価値が高い人・低い人、5つの特徴

自分の市場価値を高めるうえで、まずは市場価値が高い人・低い人の特徴を理解し、客観的に自分の市場価値を分析するプロセスが必要です。市場価値が高い人と低い人の5つの特徴をまとめると以下のようになります。

市場価値が高い人の5つの特徴

(1)社外でも通用するスキルや経験がある
(2)コミュニケーション能力が高い
(3)問題解決能力が高い
(4)思考に柔軟性がある
(5)創造性に優れている

市場価値が低い人の5つの特徴

(1)その会社のみで価値を発揮するスキルや経験しかない
(2)チームワークよりも単独プレーを重視する
(3)自発的に問題に取り組まず、指示を待つ
(4)既存のやり方や考え方に執着する
(5)創造的な思考に欠ける

専門分野における高度なスキルや経験だけでなく、ビジネスの円滑化に役立つコミュニケーション能力や問題解決能力、新たな変化や挑戦を積極的に受け入れ、新しいアイデアを生み出す柔軟性や創造性といった要素が、あらゆる分野で求められています。

近年は、これまでの職務経歴や資格に基づき、自分の市場価値(適性年収)を判断してくれるサイトやアプリも沢山あります。また、転職サイトと連動したサービスもあるため、自分の市場価値にマッチする転職先を探すことも可能です。

市場価値を高めるためのアプローチ

以上の特徴を理解したうえで、「市場価値が高い人」になるために必要なステップについて考えてみましょう。

まずは自分の目指すキャリア像を明確化し、「実現に向け、どのような要素が必要か」といった角度から分析してみるとアプローチしやすいのではないでしょうか。職場で一目置かれている人を手本に、スキルや経験、思考・行動パターンを習得するという方法も効果的です。

注意すべきは、「市場価値は、専門分野や時代に左右される」という点です。特に移り変わりの激しい現代社会では、2年前には希少価値が高かったスキルが、2年後には見向きもされないということも十分に有り得ます。そのため、今現在だけではなく数年後を見据えるための洞察力も同時に養っていくと、これまで培ってきた市場価値を時代の変化によって突如失うというリスクは回避できそうです。
 

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自分の市場価値を高めて将来に備える

総務省統計局の「労働力調査」によると、2018年の25~34歳の転職者比率は7%、35~44歳の転職者比率は4.5%でした。就業者のうち、約20人に1人が転職者という割合です。

現時点では転職を視野にいれていない人も、将来的に新たな可能性へのステップアップとして転職を考えることがあるかもしれません。「備えあれば憂いなし」という言葉通り、自分の市場価値を日頃から高めることで、さらなるキャリアアップや年収アップにつなげていくことができるのではないでしょうか。


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